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【参加レポート】11/25開催『ウェブ解析士会議2023in大阪』に参加しました!

こんにちは!『Pivot-Form』の営業をしている、岡崎( @okazaki__shiho )です。

2023年11月25日、リアル開催された『【ウェブ解析士会議2023in大阪】よっしゃ、やろか!Transformation!』に参加してきました。今回はそのレポートをまとめていきます。

これは「WACA Advent Calendar 2023」の記事です。
https://adventar.org/calendars/9249

『ウェブ解析士会議2023in大阪』とは?

2019年以来4年ぶりの開催となる今回のテーマは「よっしゃ、やろか!Transformation」です。

「変革」をテーマに、解析はもちろん、セキュリティや広告、AIなどに精通した6名にご登壇いただきます。2023年の今、知っておくべきことを学べるイベントです。

【ウェブ解析士会議2023in大阪】よっしゃ、やろか!Transformation!

当日のハッシュタグ:#ウェブ解析士会議2023

参加するきっかけ

毎度おなじみ、 運営堂 森野さん( @uneidou )からの「これに申し込んでください。もちろん懇親会まで。」というお告げでした。
お告げコメントは、必ずと言っていいほど良いことが起こる(はず)なのです。

ただ私自身、ウェブ解析士会議に参加させていただくのは初めて。当日どんな雰囲気なのだろうと不安でした。しかし開催が近づくにつれ、知り合いや普段SNSで拝見しているいろんな方がSNSで参加表明をされるように。そこで「当日この方と会えるかも!」という気持ちからイベントがどんどん楽しみになっていきました。イベント自体はもちろん、始まる前の盛り上がりも大切だなと感じました。

会場の様子

当日は、100名以上もの参加者さんがいらっしゃったそうです。
運営されている方々もスムーズな案内・サポートで、安心して参加することができました。

分かりやすいアクセス動画

当日はアクセスの動画もあったため、大阪に慣れていない私でもスムーズにたどり着くことができました。
これまでアクセスの説明は写真というイメージがあったのですが、動画だと動きがあることで左右の場所も分かりやすく、行く前から実際の動きが想像つきやすかったです。

スムーズな司会進行

運営をされている方のなかでも特に驚いたのは、司会進行のスムーズさ。
声の聞き取りやすさや適度な話すスピード、そしてタイムスケジュールの正確さなど、終始すごいな…。と感じていました。

私自身、もりもり勉強会という名古屋の若手Web業界向け勉強会を当日一部の司会を含めた運営をしているのですが、何より司会で課題なのは緊張による早口。今回のスムーズな司会進行を拝見できて、とても勉強になりました。

セッション

ここからは、特に特に印象に残っているセッションをまとめていきます。

①「プロスポーツ業界のファンマーケティング」

株式会社ヤマサカホライズン 洞井 知彦氏

数多のエンタメコンテンツが洪水のように溢れている現代社会において、「スポーツ」に興味を持ってもらうためのマーケティング戦略とは?トライアル客をファン化させるための施策とは?スポーツ業界におけるファンデータ取得と活用、SNSやYouTube運用、MA活用などのデジタルマーケティング戦略を紹介します。

現在、プロ野球業界で起きているファンの高齢化・コア化。
様々な要因がある中でも、『競技人口の減少』『試合時間が長い』『オフシーズンがある』などが一例として挙げられるそうです。

その問題を解決する若い方を取り込むには、どうするべきか。洞井さんは今のデジタル時代には情報発信が得意な”YWN”(若者(Youth)と女性(Women)とネティズン(Netizen))が必要不可欠だといいます。

当日は、YWNの方を取り込むための『推し選手を作ってもらう”アイドル化”などの施策例』や『マーケティング戦略』を教えていただきました。

学びになった点

『スポーツ業界やエンタメ業界では、ファンクラブがあるため1stパーティーデータが集めやすい』ということ。言われてみれば確かにと納得しましたが、1stパーティーデータというとWebサイトのお問い合わせで収集するものというイメージばかり浮かんでいました。ただ、クローズドな”ファンクラブ”という点は盲点だったので、より企業さんがクローズドの環境で1stパーティーデータを集めやすくする方法はないか、そこにPivot-Formが役に立つ点はないかを日々探すようにしています。

②「リハビリからはじめるデジタル広告」

アユダンテ株式会社 寳洋平氏( @ytakara

やりさえすればやっただけ伸びる、幸運な時間はとうに過ぎた。鉄板だと思っていたプラットフォームの費用対効果はだんだん落ちてきている。新しい打ち手が出れば試すものの、期待する成果にはつながるものは少ない。生成AIなどの動きも気にはしているけれど、果たしてこのままでよいのだろうか…? そんなあなたが今、本当に必要なのは「ゆがみを見直し、中心軸を整える」=リハビリかもしれません。 東京でデジタルマーケティング支援を行うアユダンテ株式会社にて、15年以上デジタル広告運用に深く携わってきたコンサルタントが、今後の進化を見据えながら、デジタル広告・マーケティングにどんな姿勢で向かい合うことが本筋かを共有します。

当日は、寳さんが6年前に書かれた記事『これからの広告やマーケティングで必ず意識しなきゃ! 「アセット」の整え方・磨き上げ方とは』という記事をアップデートするという内容で、『1stパーティデータ時代、その前に』『デジタル広告と生成AI』という2点を中心に話していただきました。このレポートでは、『1stパーティデータ時代、その前に』をまとめます。

Google Chromeでは2024年中にやってくる、3rdパーティCookieの廃止。これまでのCookieを用いた計測手段の精度が落ちることでデータは今よりもつながらなくなることが想定されます。そのなかでも拡張コンバージョンという計測手段がありますが、法律によって顧客が個人情報に同意しない限り顧客データを利用することはできません。ですが、それ以前に「顧客との有意義な関係を構築することがかなり欠けているのではないか?」といいます。

個人情報に同意をするにも『自発的(いいよ!)・非自発的(仕方ないか…)・強制的(嫌だ…)』という3つのレイヤーがあり、どのようにすれば『自発的』に同意をしてもらえるのか。さまざまな知識をもとに、顧客と信頼を築くための考え方を教えていただきました。

学びになった点

『フロメネシス(実践知)』という考え方。個々の状況でのよい判断であり、一言でいうと「何をなすべきか知る」ということだそうです。そして、フロメネシスを活かして信頼を築くには、『個々の顧客を理解し、誠実に付き合う』こと。これまで、知識不足ゆえに技術を学ばなくては!という気持ちが先行していましたが、今回のお話を聞いて「Web技術だけに捕らわれず、Webの向こう側にいる”人”のことを考えなくては」という原点に立ち返ることができました。

③「GoogleAnalytics4を活用した分析・改善事例」

HAPPY ANALYTICS 小川 卓氏( @ryuka01

GA4を導入して使い始めた企業も多いかと思います。 しかし大切なのはデータを見るのではなくウェブサイトを改善することです。 GA4をどの用に使って改善案を出すのか?3つの手法と活用するべきレポート、そして改善事例についてお話いたします。

GA4を導入・活用するために、どのような手順でどのように見ていけば良いのか?などをご紹介いただきました。

『気になって確認したいこと』という仮説を立てて、『ツールで行うべき分析内容』を検証、そして『どう施策に活かせそうか?』という改善に落とし込むことが大切だといいます。当日は、仮説検証に利用する8つの主なレポートをご紹介いただきました。

学びになった点

気づきを言語化する癖を身につけよう』ということ。GA4を活用するには気づきを発見することで、気づきを発見するためには仮説が必要なのだそう。気づきの大切さはアクセス解析に限った話ではないと思います。私自身、最近SNSでの発信にようやく慣れてきて、人前で考えなどを言語化できるようになってきました。ですが、まだまだ気づきが浅かったり、考えだけで行動に移せていないことが多々あるなと感じています。そんなときに今回小川さんからお話を伺ったことで、仮説を立てて行動・情報収集することが足りていないという自身の成長課題にも活かせると気付けました。仮説自体もまだ浅いのですが、徐々に深めて言語化することを心がけています。

④「AI時代のすごいアクセス解析」

株式会社ウェブジョブズ 丸山 耕二氏( @koji_maruyama

今年の大きな話題「GA4」。一方でChatGPTなど生成AIの発展により、人間の仕事は大きく変わっていくと予想されています。マッキンゼーのMadgavkar氏は、近い将来、データアナリストの多くの仕事はAIによって代替可能と予測しています。 しかし、これはチャンスです。AIがあなたの代わりに面倒くさい集計作業や分析を行ってくれるならば、仕事は劇的に効率化しますし、多くの人はまだそれを知りません。本セミナーでは海外含むAIを中心とした最新ツールを紹介し、あなたやチームの仕事を数段レベルアップさせるデータ活用術をお伝えします。

AI時代にアクセス解析の仕事は激変すると思うか?こう聞かれた際、会場では多くの方が手を挙げられていました。実際に今年マッキンゼーから発表された『消える仕事/増える仕事』の資料を見ながら、『事務仕事系は危ないが、人やモノ相手の仕事はあまり変わらない』ということが伺えました。また、Open AIのミッションでは、「人間よりも賢いAIシステムであるAGI(汎用人工知能)を作り、全人類の利益となるようにすること」とされており、様々なツールにAIが入ってくるというのは、既定路線であるそう。では、すでに突入しているAI時代にどう対応していくべきなのでしょうか。

丸山さんは、「かつての丁髷から散髪が当然の時代に変わると分かれば床屋は儲かるんだと気付けるように、ちょっと先の未来を知って先回りすることで、この状況がチャンスになる。」といいます。

当日は、よくある定型レポートの課題をもとに、AIを使って効率化する手順をご紹介していただいたほか、参加者特典として、重要だけど手間になりがちな『プロンプトの配布』や、現在 株式会社ウェブジョブズさんがリリースされている自社解析サーバー『QA ZERO Business』の『1ヶ月間の無料デモ体験』などがありました。

学びになった点

データ活用の時代であるにも関わらず、AI時代のアクセス解析ツールには以下の課題があるそうです。

・AIツールを開発する各社が独自AIを使わせたいことでデータが他社のものになってしまう
・ログイン先が分散することで学習が手間かつ、データが一元管理できない
・Cookie規制により、レポートのデータがとりずらい。アナリティクス企業へのデータ提供は70%のユーザーが拒否している

Pivot-Formはアクセス解析ツールではないですが、『アクセス解析”に役立つ”ツール』ということで、こうした点をあてはめてみました。

・自社のサーバーにインストールして利用するオンプレミス型のソフトウェアパッケージ。自社で情報を管理・運用できます。
・1つの管理画面で全ユーザー・全フォームを管理できるため、データが一元管理できます。そして、買い切りなのでその都度のプランや課金もありません。
独自ドメインでもサブドメインでも利用でき、フォームのURLは個別に指定可能。アクセス解析タグの設置にも制約はありません。

今後さらにIT活用が進む一方でデータを集めづらくなる時代、アクセス解析がしやすいツールがより一層重要になるのだろうと今回のお話を伺って感じました。

これまでフォームも自社データが分散したまま、なんとなくでツール選んで活用されていた企業さまも多いのではないでしょうか?
Pivot-Formは「これからは本格的に自社のデータを管理・活用していきたい!」という企業さまに、ぜひご利用いただきたいと考えています。
お気軽にお問い合わせもしくは資料ダウンロードくださいませ。

また、個人的には、これまで無料のChatGPTを使っている勢だったので、もっとChatGPTやCopilotなどを活用するために勉強したい!と思うきっかけにもなりました。

なお、丸山さんは以下の記事などで当日の資料も公開されています。ぜひご覧ください!
【AI時代のすごいアクセス解析】ウェブ解析士会議2023in大阪の資料公開!

懇親会の様子

懇親会は、ほぼ同会場で19時から立食形式で行われました。参加されている人数も本編からの半数以上の方はいたのではないかな?と思うほど、かなり多かったです。

そこでは、SNSで拝見する著名な方々ともお話することができて、とても貴重な機会となりました。

また、Pivot-Formにもご協力いただいている、株式会社ウェブジョブズ 丸山さんとも初めて直接お話することができ、嬉しかったです。その場でPivot-Formのお話にもなったのですが、「今回の内容でいえば、Cookieの廃止によって、1stパーティーデータが取得しずらくなる時代。そのときに解析しやすいPivot-Formがあれば、自社で1stパーティーデータを運用・管理できるというメリットになる。今後は、ますます自社で情報の運用・管理が必要な時代になってくると思いますよ。」と、お客さまに届けたいベネフィットのひとつを教えていただきました。このお話を聞いたとき、「今日伺ったお話がPivot-Formに全てつながる!」と個人的には目から鱗の情報でした。このお話をそれぞれのお客さまに合わせた内容で、Pivot-Formの価値として提供していけるよう、伝え方を日々試行錯誤しています。

当日は、アユダンテ株式会社 寳さんから『いちばんやさしい新しいSEOの教本 第3版 人気講師が教える検索に強いサイトの作り方』という本のプレゼントが。ただし、じゃんけんに買ったもの勝ち。ちなみに、私は1回戦で負けました。名古屋へのお土産、欲しかった。

おわりに

懇親会の後は、著名な方々との2次会に参加させていただきました。なんてすごい方々と同席させていただいているのか……!と思っていました。が、その後そんなすごい方々を私の都合で最終2時まで付き合わせることに……。付き合っていただいた皆さま、その節は大変ご迷惑をおかけしました。こんな岡崎ですが、またご一緒してくださると嬉しいです!

今回のレポートが一人でも多くの方に有益な情報であったり、新たな視点や知識を提供できていれば嬉しいです。
私自身もこの日学んだことをPivot-Formの魅力のお届けや、自身の成長につなげていきます。

では!

セミオーダーで叶う機能性と手軽さ

Webフォームの作成・管理を1つに集約