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簡単なのに効果的!お問い合わせフォームのサンプルと作成のヒント

簡単なのに効果的!お問い合わせフォームのサンプルと作成のヒント

お問い合わせフォームは、ユーザーとの効果的なコミュニケーションを実現するための重要なツールです。しかし、一から作成するとなると、どんな項目を入れればいいのか、どのような文章が最適なのかと悩むことも多いと思います。

この記事では、問い合わせフォームの基本項目から解説し、すぐに使える文章を具体的なサンプルとともに多数ご紹介。また、問い合わせフォームを作成する際に直面するさまざまな疑問に分かりやすく回答していきます。

この記事で紹介するポイントを活用して、ユーザーが快適に利用できる効果的な問い合わせフォームを作成しましょう。

問い合わせフォームの基本項目

効果的なフォームは、ユーザーが簡単かつ迅速に情報を提供できるよう設計されています。ここでは、お問い合わせフォームの基本項目とその役割について詳しく解説します。

名前

最も基本的な項目です。ユーザーの名前を尋ねることで、よりパーソナライズされたコミュニケーションが可能になります。問い合わせに回答するためには、名前が必須です。

ただし、フィードバックや苦情などの意見を収集する場合は、匿名オプションが有効です。匿名にすることでより正直かつ率直なフィードバックを得ることが可能になります。

メールアドレス

メールアドレスはコミュニケーションの主要な手段です。メールアドレスは、返信やさらなる質問を行う際の連絡先となります。メールアドレスは確認のために2回入力させる再入力方式を採用することも一つの方法です。再入力方式については後ほど注意点を解説します。

問い合わせ内容

ユーザーが具体的な問い合わせや要望を記入する部分です。この欄は、フリーテキスト形式にすることで、自由に意見や質問を述べられるようにすることが重要です。しかし、入力欄が大きすぎるとユーザーが圧倒される可能性があるため、適切なサイズ設定が重要です。

その他の項目

サイトの内容に応じて、電話番号、会社名、住所など、追加の情報を求めることもあります。ただし、項目が増えるほどユーザーに余計な負担をかけてしまうため、追加項目は慎重に選びましょう。

プライバシーポリシー・利用規約への同意

ウェブサイトでは、個人情報の取り扱いについてユーザーの同意を得ることが重要です。プライバシーポリシーに同意するためのチェックボックスを設置することで、法的要件を満たし安心感を与えられます。

また、ウェブサイトでサービスや製品を提供する際は、利用規約への同意も必要です。

送信ボタン

最後に、ユーザーがフォームを送信するための「送信」ボタンを設置します。このボタンは目立つように設計し、ユーザーがフォームの送信を明確に理解できるようにします。

フォームのデザインは、シンプルさと使いやすさを重視することが肝心です。過剰なデザインや複雑な手順は、ユーザーを混乱させる原因となります。

テンプレートで使える問い合わせフォーム文章サンプル

テンプレートで使える問い合わせフォーム文章サンプル。みんなで問い合わせフォームを組み立てているイメージ画像。

問い合わせフォームでは、フォームの項目だけでなく、エラーになったときの案内文やサンクスページに表示する文章など、必要となる文章がさまざまあります。これらの文章はサイトの印象を大きく左右するため、慎重に選ぶことが重要です。より多くのユーザーから問い合わせを得るために、適切で親切な文章を選んで、より良い印象を与えるようにしましょう。

以下に、問い合わせフォームで使用できる文章のサンプルを紹介します。

入力画面の案内文

  • ご意見やご質問がございましたら、下記のフォームからお気軽にお問い合わせください。
  • お問い合わせいただきありがとうございます。以下のフォームに必要事項をご記入ください。

確認画面の文章

  • 入力いただいた内容を確認し、問題がなければ「送信」ボタンをクリックしてください。
  • 入力内容に誤りがないかご確認ください。修正が必要な場合は、下部の「戻る」ボタンをご利用ください。

完了画面(サンクスページ)の文章

  • お問い合わせありがとうございます。頂いた内容を確認後、折り返しご連絡いたします。
  • お問い合わせの送信が完了しました。後ほど担当者よりご連絡差し上げます。

自動返信メールが届かない人向けに、以下のような案内を追加するとより親切になります。

自動返信メールをお送りしておりますが、しばらく経ってもメールが届かない場合は、入力いただいたメールアドレスが間違っているか、迷惑メールフォルダに振り分けられている可能性がございます。

また、ドメイン指定をされている場合は、「@XXXX.com」からのメールを受信できるようあらかじめ設定をお願いいたします。

以上の内容をご確認の上、お手数ですがもう一度フォームよりお問い合わせ頂きますようお願い申し上げます。

エラー時の案内文

  • 入力内容にエラーがあります。下記をご確認の上、再度送信してください。
  • ご入力いただいた内容に不備があります。赤字で示された部分をご確認ください。

感謝の意を表す文章

お問い合わせいただき、誠にありがとうございます。お客様からのご意見は私たちにとって非常に大切です。

プライバシーポリシーへの同意文

  • プライバシーポリシーに同意の上、送信してください。
  • 個人情報の取り扱いについては、プライバシーポリシーをご確認ください。

その他の一般的な案内文

  • お問い合わせいただいた内容については、可能な限り迅速に対応いたします。
  • ご不明点やご相談がございましたら、こちらのフォームからお気軽にお問い合わせください。

これらの文章はユーザーへのわかりやすい案内となり、サイトの信頼性を高めます。また、感謝の言葉をうまく取り入れることで、ユーザーに好印象を与えられます。

これらのサンプルを参考に、サイトのトーンや目的に応じて適切な文章を選択し、カスタマイズすることが重要です。

問い合わせフォーム作成のコツと注意点

問い合わせフォームは、ユーザーとのコミュニケーションにおいて重要な役割を果たすツールです。使いやすいフォームは、ユーザーにとって便利であることはもちろん、ウェブサイトの全体的な印象も良くなります。

以下に、効果的な問い合わせフォームを作成するためのコツと注意点を紹介します。

シンプルさを保つ

フォームはシンプルかつ直感的にしましょう。複雑なフォームは、ユーザーの離脱を招く原因になり得ます。必要最小限の項目に留め、ユーザーが簡単に理解できるようにします。

必須項目を明確に

フォームに必須項目がある場合、それを明確に示すことが重要です。通常、アスタリスク(*)などの記号を使用して、必須項目を示します。

モバイルデバイス対応

スマートフォンやタブレットからのアクセスも多いので、フォームがモバイルデバイスに適応していることが重要です。レスポンシブデザインを採用し、さまざまな画面サイズで適切に表示されるようにします。

わかりやすいエラーメッセージ

フォームの入力に誤りがあった場合、特にメールアドレスなどの重要な情報に対して、具体的でわかりやすいエラーメッセージを表示することが重要です。ユーザーが正確な情報を入力できるようにサポートすることで、誤入力を防ぎます。

メールアドレスの再入力

メールアドレスの誤入力を避けるため、フォームには再入力欄を設けるのが一般的です。ただし、二度の入力はユーザーにとって面倒になり得るため、電話番号など他の連絡先も併せて求める、メールアドレスを入力させた後でリンクを通して残りの情報を確認する、といった工夫も有効です。

確認ページの作成

ユーザーがフォームに入力した内容を確認できるページを設けることで、誤入力の防止につながります。このページでは、ユーザーが確認しやすいように、入力内容を分かりやすく表示します。

問い合わせ後のフォローアップ

フォーム送信後のフォローアップは、ユーザーに対する配慮を示す重要な機会です。自動返信メールの設定や、問い合わせに対する迅速な対応が望ましいです。

セキュリティの確保

個人情報を含むフォームでは、SSL暗号化などのセキュリティ対策を施し、ユーザーの情報を保護することが不可欠です。

疑問解決!「問い合わせフォームFAQ」

疑問解決!問い合わせフォームFAQ。みんなでFAQについて考えているイメージ画像。

問い合わせフォームを作成する際、さまざまな疑問や問題に直面します。ここでは、よくある質問とその回答を紹介します。

Q: 問い合わせフォーム作成時の注意点は何ですか?

A: ユーザーにとって入力しにくいフォームは離脱の原因となるため、シンプルで直観的なデザインにすることが重要です。項目数を適切に保ち、必須項目を明確にし、入力エラーの理由を分かりやすく表示します。また、スマートフォンからも入力しやすいデザインにすることも重要です。

Q: 問い合わせフォーム設置にかかる費用はどの程度ですか?

A: 導入費用はツールによって異なり、無料から有料まで幅広くあります。有料の場合、月額数千円からありますが、利用するユーザー数が増えると高額になることもあり注意が必要です。また、自社データベースと接続して顧客管理を行うような積極的な問い合わせフォーム活用を検討されるお客様には、弊社のPivot-Formもよくご利用頂いております。機能やセキュリティ対策・使いやすさ・デザインの自由度などを比較し、予算と将来的なご要望に見合っているかを確認してから導入を進めることが推奨されます。

Q: 問い合わせフォーム作成ツールを選ぶ際のポイントは何ですか?

A: フォームのテンプレートをチェックし、デザインが望むイメージと合っているかを確認することが重要です。また、回答を管理できる機能、スパム対策、SSL設定(通信の暗号化)の有無、顧客管理システムとの統合やカスタマイズ性なども重要なチェックポイントです。

Q: フォームを設置したページまでは来ているのに問い合わせが少ないのはなぜですか?

A: 問い合わせ数が少ない原因として、集客数が少ないというケースもありますが、フォームが複雑すぎる、説明不足で必須項目やエラー内容がわかりにくい、モバイル対応が不十分などが考えられます。ユーザビリティの向上とシンプルなデザインに注力することが重要です。問い合わせフォームを最適化することをEFO(Entry Form Optimization)といいます。

Q: フォームの入力を簡単にするにはどうすればいいですか?

A: フォームの入力を簡単にするためには、必須項目を最小限に抑え、明確な指示を提供することが有効です。また、郵便番号を入力すると住所が入るなど、自動入力機能を活用することも、ユーザビリティの向上に寄与します。

Q: フォームのデザインを改善するにはどうすればいいですか?

A: フォームのデザインを改善するには、分かりやすいレイアウト、適切な入力文字のサイズ(大きめ)、入力欄のテイストをサイトのデザインにあわせる、目立つ送信ボタン、レスポンシブデザインの採用などが効果的です。また、ユーザーのフィードバックを参考にすることも大切です。

Q: スパムメールを防ぐにはどうすればいいですか?

A: スパムを防止するためには、CAPTCHAのような自動投稿防止ツールの利用が有効です。また、フォームの送信ボタンをクリックする前に、確認チェックボックスを設置することも一つの方法です。

Q: フォームの保護にはどのような対策がありますか?

A: フォームの保護にはSSL暗号化を使用することが重要です。これにより、送信されるデータが暗号化され、安全性が高まります。

Q: ユーザーのプライバシーを守るために必要なことは何ですか?

A: ユーザーのプライバシーを守るためには、プライバシーポリシーへの同意を必須項目とし、どのように情報が使用されるかを明確に説明することが必要です。

Q: 問い合わせフォームのテストはどのように行うべきですか?

A: フォームのテストでは、パソコンとスマートフォンなど異なるデバイスやブラウザでの動作確認、エラーメッセージの適切な表示、送信プロセスの確認などを行います。実際の利用者の視点でテストを行うことが重要です。

Q: 問い合わせがどのくらいあったか計測・分析するにはどうすればいいですか?

A: 問い合わせの計測と分析には、Google Analyticsなどのウェブ分析ツールの使用が一般的です。これらのツールを使うと、問い合わせの数、ユーザーの行動パターン、フォーム送信前にどのページが閲覧されたかなどの詳細な情報を収集できます。また、問い合わせフォーム自体に追跡コードを設置することで、直接的な分析も可能です。

入力画面と完了画面(サンクスページ)が異なるURLであれば、コンバージョン計測タグをサンクスページのURLに指定しておくと実際に問い合わせがあった数を計測できますし、フォームの入力画面や確認画面で離脱した数も分かりやすいです。

一方で、入力画面と完了画面が同一URLの場合、正確なコンバージョン計測がしづらく、無理に計測しようとしてもフォーム作成の都度、手間や費用がかかってしまうこともあります。サンクスページが設置できることを、ツール選定時の一つの要件にされると良いでしょう。

Q: 問い合わせフォームのどの項目で離脱したか確認できますか?

A: Google Analyticsなどのウェブ分析ツールを活用して、ユーザーがフォームのどの項目で離脱したかを追跡できます。例えば、Google Analytics(GA4)の場合、Googleタグマネージャーでフォームのフォーカス時にイベント設定することで、特定のフィールドでの離脱率を計測できます。ただし、手間がかかる割に直感的に分析しづらいこともありますので、ヒートマップツールなどでページ解析をするのもひとつの方法です。これにより、離脱率が高い項目を特定し、その原因を分析することでフォームの改善策を検討できます。

まずは無料問い合わせフォームで仕組みを知るのもあり

問い合わせフォームを導入・検討する際、デザインの選択、計測方法、導入費用など、多くの要素を考慮する必要があり悩まれることもあると思います。すぐに導入したい、使い心地を試したい方には、無料の問い合わせフォームから試してみるのもおすすめです。その間に、気になる有料ツールにも問い合わせをすれば、無料ツールと有料ツールで何が違うのか実際に体感できます。

下記リンク先では、無料で使える問い合わせフォームをいくつか紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

▼無料問い合わせフォーム 記事一覧

https://pivot-form.com/blog/blog_category/free_contactform/

まとめ

効果的なお問い合わせフォームは、ユーザーの満足度を高め、ウェブサイトの印象を向上させるためには不可欠です。この記事で紹介したサンプルやヒントを活用し、ユーザーにとって使いやすく、かつ安心して入力できるフォームを作成しましょう。

その際には、文章やデザインのテンプレートが用意されていて、管理画面が使いやすく、サポートも充実しているツールを選ぶと、問い合わせフォームの作成やその後増えていく時の管理がとても楽になります。

弊社のPivot-Formでは、最初にご希望をヒアリングさせていただき、完全オーダーメイドのデザインとともに最適な問い合わせフォームをご用意します。また企業内での管理のしやすさもご好評頂いております。

プロフェッショナルな問い合わせフォームをお求めの方は、ぜひPivot-Formをご検討ください。

Pivot-Formは、ヒアリングのもと完全オーダーメイドのデザインを提供します。画像はデザインのサンプルです。

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