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フォーム一体型LPの最大のメリットはCVR向上!

「フォーム一体型LP」とは、資料請求フォームや商品購入フォームなどの入力フォームが、LP(ランディングページ)内に埋め込まれたページのことをいいます。

「フォーム一体型LP」の最大のメリットは、CVR(コンバージョン率)の向上です。さらにECサイトでは、フォーム一体型LPからの購入をスムーズにする「1クリックチェックアウト」が主流となっています。

ページを遷移させないことで、ユーザーは簡単な操作で購入でき、サイト運営側としてはユーザーの離脱を防ぐ効果も。双方にメリットがある「フォーム一体型LP」は、結果的にCVRの向上を期待できます。

この記事では、フォーム一体型LPのメリットと成功事例について解説し、おすすめのツールをご紹介します。

フォーム一体型LPのメリット

フォーム一体型LPのメリット

フォーム一体型LPではLPの中に入力フォームがあるため、LPからページ遷移せずに購入や問い合わせが完結します。
これまで「LP→入力フォーム→確認画面→完了画面(サンクスページ)」とページ遷移するのが一般的でしたが、フォーム一体型LPは、ユーザーが購入や問い合わせを始めるまでのページ遷移がないため、ユーザーにとっては手間が減り、サイト運営者にとっては離脱や放棄を減らすことができ、双方にメリットがあるのが特徴です。

具体的にどのようなメリットがあるのか解説していきます。

1.スムーズにコンバージョンできる

・問い合わせや購入するユーザーにとってのメリット

一番のメリットは、LPを閲覧して高まった購買意欲が冷めないうちに、ユーザーにストレスを与えずに入力完了まで繋げられることです。もし入力フォームが複雑だったり入力内容が多すぎたりすると、入力が面倒になり購入するか迷いが生じる可能性があります。

その点、フォーム一体型LPならページ遷移しないので手間がかからず、すぐに購入や問い合わせが可能です。
CTAボタンで次のフォームページへリンクさせる場合、ボタンを押す前に多少の迷いが生じますが、フォーム一体型LPはスクロールすればフォームでどのくらいの入力が必要か一目でわかるので、迷わずに入力に進められます。

また、「入力途中にLPに戻ってサービスの内容や条件を確認したい」という場合でも、フォーム一体型LPなら同じページにあるのですぐに確認可能です。前のページに戻ったらせっかく入力したフォームの内容が消えてしまいストレスを感じて離脱する、といったケースも防げます。

・運営者にとってのメリット

ユーザーの手間を最小限に抑えることで、購入や問い合わせが容易になります。その結果、LPを訪れたユーザーの離脱が減少し、スムーズにコンバージョンへ導くことが可能です。これにより、CVRの向上が期待できます。

また、LPを工夫することで定期購入にも繋げやすく、LTV(ライフタイムバリュー)の向上も期待できます。LTVとは、顧客が自社の商品やサービスを利用しはじめてから終わるまでの期間(顧客ライフサイクル)に発生する利益の総額を指します。

2.計測・分析・改善施策を検討しやすい

計測・分析・改善施策を検討しやすい,
ヒートマップツール

フォーム一体型LPはページ内分析・改善施策の検討がやりやすい、といわれています。

ヒートマップツールを使えばマウスの動きやどこまでスクロールしたか、顧客が長く見ている部分を色で視覚化させた分析が可能です。ユーザーがどこで離脱したかわかりやすく、改善すべき箇所を判断しやすくなります。

さらに、セッションリプレイでユーザーの行動を詳しく分析することで、フォームの特定箇所付近で離脱していたり、入力途中でLPの説明箇所に戻っていたり、といった改善ポイントに気づくことも。

ただし、使用するフォームツールによっては、サンクスページを作成することができずCV計測が難しいことがあるので注意が必要です。

フォーム作成ツール選定の失敗は、効果計測にも影響します。
たとえば、「LP→入力フォーム→確認画面→完了画面(サンクスページ)」というようにページが遷移する場合は、画面の遷移をもとにCV率などを簡単に計測できるのですが、フォーム一体型LP型では画面遷移しないフォーム作成ツールも多く、そうなるとユーザーがどこで離脱したかなどの詳細な計測が難しくなります。

フォーム一体型LPのデメリットと注意点は?

サンクスページを作成できるフォームツールを選べば、CV計測も簡単にでき、フォーム一体型LPを計測・分析する仕組みが作りやすくなります。

3.1クリックチェックアウトで決済もスムーズ

通販では1クリックで購入できる「1クリックチェックアウト」が主流になってきました。

ECサイトの多くはこれまで「商品→カート→住所入力→決済」のように複数ステップが必要でしたが、1クリックチェックアウトを採用しているECサイトでは、「商品→決済」のように商品を1回クリックするだけで購入が完了します。

Amazon.comでは以前からある決済方法ですが、1クリックチェックアウトはユーザーの煩雑な手続きを省略できるため、高いCVR向上効果を期待できるといわれています。

簡単にECサイトを開設できる、定期課金型のECプラットフォームの『Shopify(ショッピファイ)』では、1ページチェックアウトと3ページチェックアウトを選べる仕様です。1ページチェックアウトでは、配達先住所や配達方法、決済方法まですべてが1ページで完結しているため、ユーザーは早く注文を完了できます。

以前は、Shopifyではフォーム一体型LPが使えないともいわれていましたが、現在では問題なく使用できます。
Shopifyに商品を登録後、管理画面からボタンを発行し、生成されたHTMLとJavaScriptのコードをLPに貼り付けるだけで決済機能付きのフォーム一体型LPが完成です。
そのほか、Shopify APIを利用してより機能をカスタマイズする方法や、Shopifyを利用してLPを作成する専用アプリ(日本製ならCommChatMikawayaなど)を使用する方法もあります。

4.デメリットや注意点も

メリットが大きい反面、フォーム作成ツールの選定や、LPにあわせたフォームデザインを考えるのが難しいなどデメリットや注意点もあります。

以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。

(事例)フォーム一体型LPでCVR向上

フォーム一体型LPを利用してCVRが160%UP!

楽楽リピートのフォーム一体型LPを利用した株式会社キャピタルビューティージャパン(プラスキレイ)の事例では、CVR(コンバージョン率)がフォーム一体型LP導入前と比べて160%もアップしたそうです。

D2C・リピート通販の第一関門は見込み客の集客です。当社では、お試し製品を入口として、月間1万名のモニターを募集しました。 一番の成功体験は、エントリーフォームを最適化した、LP一体型フォーム(ランディングページ)に変更したことで、CVR(コンバージョン率)が導入前と比べて160%もアップしたことです。

LP一体型フォーム(ランディングページ) | 定期購入・単品通販するなら楽楽リピート (raku2repeat.com)

カート移行とフォーム一体型LPの導入で売上1,000%以上を実現!

DINETTE株式会社が展開するD2Cコスメブランド『PHOEBE BEAUTY UP(フィービービューティアップ)』では、カートシステムをecforceのプラットフォームに移行し、フォーム一体型LPを導入することで売上が1005%と驚異的な成長を遂げました。全体CVRは前のカートと比べて2.4%改善したとのことです。

以前はLPの読み込みもカート入力も時間がかかったので二重で離脱が起きていましたが、フォーム一体型にすることで、二重の離脱が起こらなくなりました。

PHOEBE(フィービー)運営企業に聞く。カート移行で売上1,000%以上を実現した理由とは 

フォーム一体型LPが作成できるツール7選

フォーム一体型LPが作成できるツールをタイプ別に7つご紹介します。

ECサイト系

Shopify

ShopifyはECプラットフォームとして広く知られており、オンラインストアを簡単に作成できます。1クリックチェックアウトをはじめ、様々な販売機能を提供しており、シンプルな操作性と豊富な拡張性で、小規模から大規模なECサイトまで幅広く対応可能です。

Shopifyのフォーム一体型LPは、商品の購入フローを1ページにまとめ、ユーザーはチャット形式で回答するだけで決済まで完了できる仕組みになっています。
GA4(Googleアナリティクス4)でのコンバージョン計測も可能で、管理画面から連携するGA4プロパティのタグを設定できます。

ECビジネスを立ち上げ、規模拡大 – 3日間の無料体験 – Shopify 日本

EC-CUBE

EC-CUBEは日本のオープンソースのECサイト構築ツールで、高度なカスタマイズが可能です。日本特有のECニーズに強いため日本国内でのユーザーが多く、フォーム一体型LPの作成にも柔軟に対応できます。

さまざまな決済を選択可能で、クレジットカード決済まで完結可能なLPを制作できます。1クリックチェックアウトはデフォルトでは対応していないようですが、カスタマイズで対応できるかもしれません。
GA4と連携したコンバージョン計測も可能です。

【公式】EC-CUBE|ECサイト構築・リニューアルならECオープンプラットフォームEC-CUBE

ECショッピングシステム系

たまごリピート

たまごリピートは、特に定期購入が中心のビジネスモデルに特化したツールです。顧客のリピート購入を促進するための機能が充実しており、フォーム一体型LPを通じてスムーズに購入できます。

画面遷移なしの買い物かご入力フォームを提供しており、1クリックチェックアウトが可能です。GA4と連携したコンバージョン計測も可能で、設定方法は画面キャプチャ付きで解説されています。

たまごリピート魂

ecforce

ecforceはマーケティング自動化機能を備えたECサイト構築ツールです。フォーム一体型LPを作成でき、効率的なキャンペーン実行と分析も可能です。

確認画面をスキップする1クリック決済機能や、コンバージョンを計測する機能など、便利な機能が提供されています。

ecforce | 統合コマースプラットフォーム/EC構築システム

リピスト

リピストはリピート購入を強化する機能が特徴のECサイト構築ツールです。サイト構築から顧客管理、分析までトータルでサポートしてくれます。

フォーム一体型LPを利用した1クリックチェックアウトが可能で、自動応答するチャットが購入完了までユーザーを誘導してくれる機能もあります。

リピスト | EC/D2Cサイト構築システム

フォーム系

フォームメーラー

フォームメーラーは、直感的なフォームビルダーで非技術者でも簡単にフォームを作成できるフォーム作成ツールです。問い合わせや申し込み、注文フォームなど、さまざまなフォームテンプレートを提供しています。

LPへのフォームの埋め込みに対応しており、フォーム一体型LPを作成できます。また、GA4と連携したコンバージョン計測や分析も可能です。

ECサイト系ツールと異なり、顧客管理機能は搭載されていないため、フォーム機能のみを使いたいときにおすすめです。

フォームメーラー|無料でメールフォームが誰でも簡単に作れる

Pivot-Form

 Pivot-Formは、セミオーダー式でフォームを作成できるフォーム作成ツールです。さまざまなカスタマイズに対応しており、ブランディングにあわせたオリジナルのフォームを提供しています。

埋め込みではなく、ひとつのページにLPとフォームの両方を作成できるので、より統一感のあるデザインでフォーム一体型LPを作成できます。また、GA4でのコンバージョン計測も可能です。

顧客管理機能はありませんが、カスタマイズによりCRMとの連携が可能ですので、フォームで受け取ったデータを直接CRMに登録できます。

Pivot-Form(ピボットフォーム)

決済が必要なカートフォームを埋め込んだフォーム一体型LPを作成するなら、「ECサイト系」や「ECショッピングシステム系」が手軽に作成できておすすめ。問い合わせや資料請求などのフォームを埋め込んだフォーム一体型LPなら「フォーム系」がおすすめです。

フォーム一体型LPならPivot-Formがおすすめ

フォーム一体型LPならPivot-Formがおすすめ

Pivot-Formでフォーム一体型LPに埋め込むフォームを作成できますが、売り上げにつながるLP全体は、クライアントの状況をよく理解しノウハウをもっている広告代理店や制作会社で作成したい方が多いと思います。Pivot-Formは完全オリジナルのデザインが可能ですので、広告代理店や制作会社が制作したLPに、フォームだけ埋め込んでも自然なデザインを実現可能です。

また、Pivot-Formはクラウドサービスではなく自社サーバーで構築するツールですので、顧客データを外部に出すことなく安全に自社で管理可能です。導入後のサポートもあり、セキュリティ面・運用面でも安心していただけます。

フォーム一体型LPを導入予定の方は、ぜひPivot-Formにご相談ください。

たとえば、こんなご相談を多くいただいています。

・LP制作を依頼されている制作会社や広告代理店と、フォーム部分で意見が分かれている
(ユーザー様からのご相談)

・LP制作を受託したが、フォーム一体型LPにしたいと言われ、セキュリティや計測など考えることが多く困っている
(制作会社様からのご相談)

まずは資料をご覧ください。

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